感想文

講演の感想文が届いた。
ボランティアさんや学生に読んでもらった。
「差別はしていなかったけど区別はしていました。」
「困っている視覚障害者と出会ったら声をかけようと決めました。」
「また来てください。」
「知ることの大切さを痛感しました。」
「白杖が似合っていて素敵でした。」
「障害への考え方が変わりました。」
「誰もが笑顔で参加できる社会を目指します。」
「また会いたいです。」
「楽しくてあっという間の講演でした。」
「声をかける勇気をもらいました。」
言葉が身体に吸い込まれていくようだった。
ひとつひとつの言葉が心に沁みこんでいった。
言葉は時々握りこぶしにもナイフにもなる。
誰かを傷つけたり悲しませたりすることもある。
でもこうして、誰かを包んでくれることもある。
木枯らしの街角で入ったカフェの一杯のホットコーヒーのようだ。
少し寒くなっていた心にゆっくりと広がっていった。
うれしかった。
(2017年12月11日)