松永信也ホームページ
「見えない世界」を伝えたい。
秋色の街
中国人
小春日和のぬくもりの道、 白杖を左右に振りながらのんびり歩く。 日常は空を眺めながら歩くことが多いのだけれど、 この季節はつい白杖の先や足の裏に神経が注がれる。 白杖の先で聞こえる落ち葉の音、 落ち葉を踏みしめた時の柔らかな感触、 ただそれに気づくだけでちょっと幸せな気分になる。 のどかな時間をそよ風がゆっくり運ぶ。 足元でささやく秋にありがとうって言いたくなる。 今、生かされている命に自然に感謝する。 一日一日を大切に暮らしていきたい。 (2016年11月16日)
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