Be My eyes、その後

懐かしい人からのメールが増えた。
ホームページのお問合せフォームからのメッセージも増えた。
これは以前は講演依頼がほとんどだったが、すっかり様変わりした。
自宅で過ごす人達がそれぞれの思いを持って生きておられるということだろう。
いろいろな地域でいろいろな人達がこのホームページを覗いてくださっているのを再
確認している。
有難いことだ。
先日の「Be My eyes」への反応も多く寄せられた。
実際にパソコンの画面の説明をしながら買い物を手伝ったとか、
洋服とピアスの色合いを見てあげたとかの報告もあった。
小学生からも届いた。
アプリをインストールしてからスマホが鳴るのをワクワクしながら待っているという
のもあった。
どのメールにも共通していたのは喜びだった。
自分が誰かの役に立つということを心から喜んでいる姿があった。
それを読んだ僕もまたうれしくなった。
愛は人間の本能の中にあるのかもしれない。
ゾウさんよりも小さくてライオンよりも弱い人間が文明を築いてこられたのは、
この本能の部分にあるような気がしている。
目に見えないものと僕達は今向かい合っている。
社会はどう変化していくのだろう。
自分自身の本能を見つめなおしていきたい。
(2020年5月22日)