遠足の日の朝

薩摩川内市の小さなホテル、
今年もまた、ここで寝泊りしながら、
故郷の子供たちにメッセージを届ける。
薩摩川内市には、元気塾という制度があり、
様々な生き方と巡り合える機会が、
子供たちに準備されているのだ。
高校時代の同級生達が、
著書「風になってください」の発刊直後に、
僕の活動を支援する「風の会」というグループをつくってくれた。
そして、風の会は、この元気塾の制度を利用しながら、
毎年秋になると、僕を故郷に招いてくれるのだ。
スケジュール調整から、滞在中のサポートまで、
すべてを引き受けてくれる。
このホテルも、風の会のメンバーがすぐに来れる位置にあり、
部屋も、エレベーターから一番近い場所となっている。
小学校での福祉授業が中心の活動だが、
PTAや、医療や福祉関係者など、大人への講演もあったりする。
今回も、11会場だから、
1,000人を越える人達に、直接メッセージを届けることになるだろう。
本当に有難いことだ。
そして今日は、滞在中の唯一の休日、
風の会のメンバーが、
故郷の海辺までドライブに連れて行ってくれる。
昨日、朝5時には起きて京都を出発し、
午後には講演があったのだから、
旅の疲れで熟睡の予定だったのだけれど、
今朝4時にはバッチリ目が覚めてしまった。
そう、遠足の日の朝の55歳の少年です。
天気予報は晴れ、
潮風を道連れのドライブ、
行き先は、僕の生まれ育った、東シナ海、阿久根の海。
ワクワク、ドキドキしています。
やっぱり僕は、海がとっても好きみたいです。
(2012年10月14日)