一万人

今年の夏に、どうなるだろうと思って始めたホームページ、
昨夜、アクセス数が10000を超えた。
一万人目の閲覧者は、アメリカ在住の日本人女性、
一万人目を狙っての、見事なアクセスタイミングだったようだ。
一万人目を逃した閲覧者の数人からは、
悔しいという感想や、二万人目に挑戦するとのコメントも、既に届いた。
本当に有難いことである。
読んでくださっているということは、
共に未来を見つめてくださっているということだと思う。
そして、それは、僕の活動へのエールでもある。
見えなくなってから、ここまで歩き続けられたのは、
頑張れよと肩をたたいてくださる人がいて、
一緒に歩こうと、肘を貸してくださる人達がおられたからだ。
このホームページを覗いてくださった延べ一万人の皆様、
皆様が、今日も一緒に歩いてくださっておられることを、
僕は実感しています。
ありがとうございます。
そして、もうひとつ、
高校時代の同級生達が、
「風になってください」の風になり、
「風の会」を結成して7年。
毎年、故郷に招いてくれて、
子供達に見えない世界を伝える活動を応援してくれている。
その故郷での講演活動、
70回を重ね、話を聞いてくれた延べ人数が、今日10000人を超える。
一万粒の種を、未来に向けて蒔いたことになる。
もう1時間もしないうちに、
休暇を取った風の会のたけちゃんとピーちゃんが、
僕の泊まっているホテルの部屋をノックするだろう。
55歳にもなれば、
損得も、打算も理解できる。
ただ、それを超えたところで、
人は動くこともできる。
そこにあるのは、共に生きる未来への希望だ。
車には、今日の資料と、しげきが早起きして作ってくれるお弁当が積まれる。
本当の言葉は、言葉を超えたところにあることを、
お弁当が語りかける。
一万人目の子供に会いに、
行ってきます!
(2012年10月18日)