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見えない世界を伝える活動を始めてから、
毎年、数千人の人達に、
講演会とか福祉授業という機会に、直接話を聞いてもらっている。
いや、1万人を超えた年もあるかもしれない。
見えなくなって、もう15年、
延べ人数はどれくらいなのだろう。
数万人にはなるだろうか。
いつも、見える人も、見えない人も、見えにくい人も、
皆が参加しやすい社会になるように願いながら、
心を込めて話をしている。
未来への種蒔きだ。
今年の春、偶然、バスの中で、
僕に座席を教えてくださった方は、
小学校でも中学校でも、僕の話を聞いたという女性だった。
彼女は、24歳になっていた。
昨日、彼女から届いたメール、
「あれ以来、なかなか出会うことはありませんが、またいつか、バスの中などで
お会いして、お手伝いができないかと、楽しみにしています。」
10年前に蒔いた種は、しっかりと発芽して、花を咲かせてくれている。
僕たちが笑顔になる、可憐な花だ。
今日は、午前中が小学校4年生の子供達、午後は、私立高校の女生徒達、
夜は、社会奉仕団体の皆様、
また、何百粒の種を蒔くことになる。
しっかりと未来を見つめて、
心を込めて、
言葉を紡ぎたい。
(2012年11月29日)