視覚障害者ガイドヘルパーの日

「視覚障害者ガイドヘルパーの日」の式典が京都で開催された。
12月3日が記念日の認定を受けたのは一昨年だった。
一昨年と昨年の12月3日は東京での式典だった。
僕達視覚障害者が外出するために、同行援護という制度を使う方法がある。
ガイドヘルパーさんという有資格者の人達のサポートを受けて外出するのだ。
この制度のお陰で、日本中の視覚障害者の外出が保障されるということになる。
僕達にとってはとても大切な制度だ。
ただ、この制度もガイドヘルパーさんの存在もあまり知られていない。
知られていないということは担い手も不足しているという現状がある。
そこで記念日を制定して社会啓発につなげていこうという発想になったのだ。
ちなみに、12月3日はこの制度が制定された日だ。
会場は京都駅前のホテルだった。
オンラインで全国の関係機関が繋がった。
厚生労働省、京都府、京都市などの列席も頂いた。
全国から推薦されたガイドヘルパーさん、事業所、講師の先生などが表彰された。
京都での同行援護の現状や課題なども発表された。
練り上げられた宣言文には希望が輝いていた。
発表者は未来を見つめて、爽やかに語ってくださった。
京都は僕が長く暮らしていた街だ。
京都時代の視覚障害者の仲間が何人も声をかけてくださった。
しみじみと幸せを感じた。
懐かしいと思える関係、いいものだ。
そして現在暮らしている大津市の視覚障害者協会の会長も参加されていた。
新しいつながりが確実に始まっていることを感じた。
僕にできる仕事をまだまだ頑張ろうと思った。
表彰された皆様、心からお祝い申し上げます。
(2025年12月4日)