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僕が見えなくなった頃、
見える人、見えない人、見えにくい人、
たくさんの人からエールをいただきました。
その中に、先天盲の彼女もいました。
彼女のさりげないやさしさに、
僕はいやされました。
四季の花を育てるのが趣味の彼女は、
生き生きと暮らしておられました。
その彼女が、
新刊「風になってください2」を読んで、
メールをくださいました。
人間の強さ、弱さ、美しさ、
僕は、やっぱり、彼女に会えて良かったと思いました。
そして、ささやかだけど、
こうして発信しながら、
未来に向かわなければと、
強く思いました。

先天盲の先輩から届いたメール

「風になってください2」の点字版を
いっきに読ませていただきました。
だれにでも理解できるやさしいことばでつづられていて
納得しながらいっきによみました。
読みすすむにつれて   みたい、見たい、その思いがつのる いっぽうでした。
見た記憶さえないわたし、画像を思い描くことさえできない ひんじゃくな感性
しかもちあわせない、 言葉をとおしてしかものごとを判断できない80パーセン
トではすまないげんじつ。
でも もう 明日にはそれも忘れてこれがあたりまえのじぶんとしているでしょう。
一人でも多くのかたがたにこの本の重いがとどきますように。
ますますのご活躍を祈ります。

松永からの返信メール

いつもありがとうございます。
もし、僕に魔法がつかえるなら、
あなたにいっぱいのものを見せてあげたいです。
本当に、見せてあげたいです。
でも、それとは無関係に、
あなたの感性の豊かさは、
僕が知っていて、素敵だなと思う見える人達と、
何も変わりません。
そして、そのあなたの人間としての品位が、
見えなくなって間もない頃の僕に、
勇気をくれました。
今更ながら、感謝します。
そして、本を読んでくださって、
メッセージをくださって、
心から感謝致します。

(2013年3月7日)