講演依頼

ホームページからの講演依頼が時々ある。
見える人も見えない人も見えにくい人も、皆が笑顔で参加できる社会が目標だ。
そこに向かうためには視覚障害についての正しい理解が大切だ。
書くことも話すことも伝えるための大切な手段だ。
とは言え、一番伝わるのは講演だと経験から感じている。
だから講演依頼が届いた時は素直にうれしい。
対象が小学生でも中学生でも高校生でも大学生でも大人でも意味は同じだ。
当事者としての僕の大切な活動だ。
僕の生活の一部、ライフワークかもしれない。
ただ、講演は依頼があって初めて実現するものだ。
こちらからお願いできることではない。
実際、僕の来年度4月以降の予定は現時点では何もない。
毎年それを繰り返している。
見えなくなった頃、一年のほとんどがお休み状態だった。
40歳台だった僕はいつも悲しさや悔しさを抱えていた。
それが原動力となったのだろう。
少しずつ予定が埋まるようになっていった。
先日のホームページからの依頼、一日に3つ届いた。
一日に3つは初めての経験で驚いた。
それで12月の人権月間の予定はすべて埋まった。
声をかけて頂けること、とても有難いことだと思う。
たくさんの人達が支援してくださっているのだ。
感謝してしっかりと取り組みたい。
(2025年9月14日)