あちこちからクリスマスソングが聞こえてくる。
それにしても東京は人が多い。
人の足音、話し声、雑踏の上にクリスマスソングが降り注ぐ。
若い頃のような弾む気持ちは起こらない。
それでもなんとなく笑顔になる。
きっと、今生きていること、存在していることがうれしいのだろう。
感謝の気持ちが後押ししているのかもしれない。
今年もあとわずか、僕なりに頑張れたかな。
と思いつつ、ふと暗い気持ちが頭を過る。
ウクライナの空にクリスマスソングはあるのだろうか?
ガザの子供達はどうしているのだろう?
戦火の中で視覚障害者の人はどうしておられるのだろうか?
僕は今平和の国で生きている。
この平和がずっと続いて欲しい。
そして世界中が平和になって欲しい。
それはどんなことよりも、大切なことなのかもしれない。
僕にできること、もう一度考えてみよう。
無力さを感じて逃げていてはいけない。
この地球で生きているのだから。
(2025年12月20日)